FreeBSD 入門中 その4 環境整備2
前回の続きです。
検索すればすぐ出てくるような内容ですが、いちいち調べ直すのも面倒なので、メモしてあります。
PAGER を lessに
PAGER をデフォルトの more から less に設定します。
bash系: ~/.profile
で
export PAGER=less
C shell系: ~/.cshrc
または ~/.login
で
setenv PAGER less
とする。
(個人的には、環境変数は ~/.cshrc
よりも ~/.login
に書く方がよいと思っているが。。)
sudo できるようにする
Ubuntu に慣れていると、sudo
できないと面倒に感じることがあります。
# pkg_add -r sudo
でインストールする。
# visudo
を実行して、
# %wheel ALL=(ALL) ALL
となっている部分のコメントを外す。
設定ファイルはなぜか /etc/sudoers
ではなく、 /usr/local/etc/sudoers
にある。
ここから先は、一般ユーザーでログインしなおして、必要な時のみ、sudo
で (もしくは su
で rootに変身して)実行することにする。
NFS サーバー 設定
sysinstall
で Configure -> Networking -> NFS Server
途中で、 /etc/exports
を設定してください、とエディタが開くので設定を書く。
/etc/exports
の書き方はコメント欄 (または man exports
)を見ればわかる。
/etc/rc.conf
に以下が追加されるはず。
nfs_server_enable="YES"
rpcbind_enable="YES"
/etc/exports
を設定せずに ZFS の機能でやる方法もある。
例えば、 /homeディレクトリ以下を 192.168.xx.yy と 192.168.zz.ww へ公開する場合
# zfs set sharenfs="192.168.xx.yy 192.168.zz.ww" rpool/root/home
のようにする。
/etc/hosts
に記載したホスト名で指定はできなさそう。
あと -network 192.168.11.0 -mask 255.255.255.0
みたいな書き方もできなさそうだし。
/etc/exports
で設定したほうがよさそう。。
NAT経由のクライアントからマウントできるようにするには、 /etc/rc.conf
に
mountd_flags="-n"
を書いておく。
Auto Mount
次は、NFS クライアントとしての設定。
/net/
以下にアクセスしたときに、自動で mount し、しばらくアクセスしないと自動で umount して欲しい。
Linux では autofs だったが、FreeBSD では AMD (auto mount daemon) というデーモンがあるらしい。
sysinstall
して Configure -> Networking -> AMD にチェックを入れる。
AMD Flags はよくわからんが、デフォルトのままで使えた。
/etc/rc.conf
に以下が追加されるはず。
amd_enable="YES"
これでサーバー FOO が BAR というディレクトリで公開している場合、
/net/FOO/BAR
にアクセスすると自動的にマウントしてくれるようになった。
Linux のバイナリを実行可能にする
/etc/rc.conf
に
linux_enable="YES"
を追加。
# pkg_add -r linux_base
でインストール。
proc file system
/etc/fstab
に以下を追加
proc /proc procfs rw 0 0
ssh X port Forward
/etc/ssh/sshd_config
で
X11Forwarding yes
を有効にしてみるも、動かず。
後述の xorg をインストールしたときに、 DISPLAY
環境変数がセットされて、動くようになった。
よくわかりませんが、とりあえず動くようになりました。
X の設定
# pkg_add -r xorg
でインストール。
/etc/rc.conf に
hald_enable="YES"
dbus_enable="YES"
を追加する。
$ startx
で起動する。 twm というWindow Manager が動く。
gnome
# pkg_add -r
でインストール。
/etc/rc.conf
に
gnome_enable="YES"
を追加する。(gnome関連デーモン起動)
システム起動時に gdm を起動させる場合は、
/etc/rc.conf
に
gdm_enable="YES"
を追加。
startx
で起動させる場合は
$ echo "/usr/local/bin/gnome-session" > ~/.xinitrc
$ startx
pkgng
pkg_* の代替ツール。 apt や yum みたいなもの。個人的には、必ずしも導入しなくてもよいと思う。
一応、FreeBSD pkg_*システム捨てるのはいつ?今でしょ! を参考に使ってみた。
最初に
# pkg
とやるとセットアップしてくれる。
/etc/make.conf
に以下を追加。
WITH_PKGNG= yes
すでに pkg_*
を使っていた場合は pkg2ng
でデータベースを移行。
現時点では、リポジトリがすっからかん(サーバーに侵入されたらしい)なので
/usr/local/etc/pkg.conf
を開き、
packagesite: http://pkgbeta.FreeBSD.org/freebsd:9:x86:64/latest
をコメントアウトし、
packagesite: http://ftp.jaist.ac.jp/pub/PC-BSD/packages/9.1-RELEASE/amd64
を追加。
あとは、 pkg install PACKAGE_NAME ...
でインストールしていく。
pkg install emacs
とすると、Conflict found on path
というエラーメッセージが大量に出てびっくりした。
pkg install emacs
は複数のバージョンの emacs を一度にインストールしようとするらしく、
pkg install emacs-24.3,3
みたいにバージョンまで入力しないといけないらしい。
apt や yum に比べると、このあたりは洗練されていない気がするなぁ。
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