Linuxインストール on RAID (Intel RST)
前回のIntel RST 設定画面の入り方で、マザーボードの設定までできました。 SSD 4台で、RAID5 を構成しています。
続いて、Linux をインストールします。
RHEL, Fedora, Ubuntu あたりのディストリビューションで問題なくインストールし、起動できることを確認しましたので、以下にやり方をまとめました。
Red Hat Enterprise Linux Client 6.1 64bit
インストール方法は RAID じゃないときと変わらないので、何も気にせずインストールするだけ。
Fedora17 x86-64bit
インストール方法は RAID じゃないときと変わらないので、何も気にせずインストールするだけ。 GUI インストーラーの途中で、Basic Storage Device を選べばOK。
Ubuntu Desktop 10.04.3 LTS 64bit
ちょっと古いですが、以前焼いたインストールメディアがあったので一応確認しました。 インストール方法は RAID じゃないときと変わらないので、何も気にせずインストールするだけ。
「ディスク全体を削除してから使用する」を選び、パーティション設定も完全おまかせでOK。
最後に、インストール準備完了画面で「拡張」ボタンを押す。
ブートローダーのインストール先に /dev/sda
が選ばれているので、それを
/dev/mapper/isw_**********_Volume0
に変更した。
(ただし、 /dev/sda
を選んでも動いた。よくわかりません。)
Ubuntu Server 12.04.1 LTS 64bit
ブートローダーのインストールの所で、若干のテクニックが必要。
「ディスクの検出」で「シリアルATA RAIDデバイスを有効にしますか?」で「はい」を選び、 普通にインストールを進める。
「ハードディスクへのGRUBブートローダーのインストール」のところがポイント。
インストール先に /dev/sda
などを選ぶと
GRUB を/dev/sda にインストールできません。
'grub-install /dev/sda' の実行に失敗しました。
これは致命的なエラーです。
とエラーになってしまう。
そこで、 Ctrl + Alt + F2 を押し、端末を表示する。
$ ls -l /dev/mapper
とし、isw_**********_Volume0
みたな文字列を見つける。
Ctrl + Alt +F1 で元の画面に戻る。
GRUBのインストール先を /dev/mapper/isw_**********_Volume0
にする。(**********
の部分はさっき見つけた文字列。)
Ubuntu Desktop 12.04.1 LTS 64bit
試してみたけど、grub-install がうまくいきませんでした。 grub を別ディスクにインストールするというのは、望んでいる回避策ではないので。
というわけで、以下の Alternate install CD のインストールメディアを使いましょう。
Ubuntu Alternate 12.04.1 LTS 64bit
Ubuntuのトップページから、 Download -> Desktop と進む。
よく見ると下の方に Alaternative options というのがあります。
そこから、 Alternative downloads のページにいけるので ubuntu-12.04-alternate-amd64.iso
というのをダウンロードしてきた。
Server版と同じく、テキストベースのインストーラーが起動するので、「Ubuntu Server 12.04.1 LTS 64bit」のところで説明したのと全く同じやり方でうまくいきます。
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